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Zoom会を主催する

こんにちわ。かずるです。
今回は、前回の記事「Zoom会議に参加する」の続編として「Zoom会を主催する」(セキュリティ等の考慮点)に関する記事を書きます。

外出自粛が解除されても「生活習慣の変化」はこれからです。ますますオンラインを利用する機会が増え、種々の「オンラインでの打合せ」や「オンラインセミナー」「オンライン飲み会」「オンライン帰省」などが盛んとなり、主催者(幹事)をする事も増えるでしょう。
「Zoom」と言うのはよく耳にするけれど、「セキュリティ問題のニュース」を聞いた事があるけど、大丈夫かなぁ?と思われる方々も多いと思います。
そこで今回は、どんな問題が起こったのか、どういう点を注意して開催したら良いのか等々に対する投稿です。

Zoom会を主催する
(セキュリティ等の考慮点)

  • Zoom爆弾ってなに?
  • 主催側で考慮する設定
  • 個人設定と組織設定

◆Zoom爆弾ってなに?

明確に定義されているわけではありませんが、話題となったのは2020年3月末にアメリカFBIが発表した警告で注目されました。
その内容は、SNSで共有されたオンライン授業のURLから不審者がアクセスして、わいせつ画像を表示させたり、資料に落書きを書き込んだりするといった行為でした。このような迷惑行為・犯罪行為を「Zoom爆弾(ZoomBombing)」と呼んでいます。その後、世界各国がZoomを使ったビデオ会議を禁止したり、警告を出したりしたため話題となりました。
前回の記事「Zoom会議に参加する」でも書きましたが、問題点は大きく2点と言われています。

※<参考>★Zoom脆弱性情報(IPA情報処理推進機構)
https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/alert20200403.html

◆主催側で考慮する設定

主催者(ホスト)側の対策は主に4点です。
※2020年5月17日(Zoom5.0)時点の画面を元に記載してます。2020年4月からの90日間セキュリティ向上期間の為、画面が頻繁に変更されています。
では、以下に対策をする為の設定項目を記載します。セキュリティに関する考え方は人それぞれ違いますので、あくまでも私個人主観での設定項目となります。

1.外部の第三者の侵入を防ぐ
・ミーティングパスワードを設定します。
-「新しいミーティングをスケジューリングする際にパスワードが求められます」をオン
-「インスタントミーティングに対してパスワードが求められます」をオン
-「インスタントミーティングに対してパスワードが求められます」をオン
-「パーソナルミーティングID(PMI)に対してパスワードが求められます」をオン
-「電話で参加している出席者に対してはパスワードが必要です」をオン
※私はハイパーリンク(UNCパス)にパスワードを埋め込まない事としてます。
-「ワンクリックで参加できるように、ミーティングリンクにパスワードを埋め込みます」オフ

・個人ミーティングID(PMI)は利用しない
※個人ミーティングIDは固定情報なため、できるだけ使用しない事を推奨します。
-「ミーティングスケジューリング時に個人ミーティングID (PMI)を使用」をオフ
-「インスタントミーティング開始時に個人ミーティングID (PMI)を使用」をオフ
-「パーソナルミーティングIDを有効にする」機能をオフ

2.入室許可制と入室された場合の排除
・待機室機能の有効化
-「待機室」機能をオン
→待合室に入れる参加者:「すべての参加者」
・ミーティングのロック(全員が揃ったら入室できなくする)
-クライアント側「セキュリティアイコン」の「ミーティングのロック」をオン
・参加者の削除(退室)
-待機室にいる参加者を確認して「削除(退室)」する事ができます。
待機室の参加者が名前だけではわからない時は、「メッセージ」を送る事もできます。

3.参加者が操作できる範囲を限定する
・セキュリティコントロール(画面共有、チャット、名前の変更)
-「チャット」機能をオン
→参加者がチャットを保存しないようにする:オン
-「画面共有」機能をオン
→共有できるのは誰ですか?:「全参加者
→他の人が共有している場合に共有を開始できるのは誰ですか?:「ホストのみ
-「ユーザーのデスクトップ/画面共有を無効にします」をオン
-「Allow participants to rename themselves」機能をオフ

・注釈のオフ(共有画面に情報を追記)
-「注釈」機能をオフ
-「ホワイトボード」機能をオフ
-「遠隔操作」機能をオフ

4.アプリは常に最新版を使用する
・セキュリティ対策、暗号化の最新化

<参考>★Zoomミーティングを安全に実施するための10の方法
https://zoom.us/docs/doc/Top%2010%20ways%20to%20Secure%20Your%20Zoom%20Meetings.pdf

◆個人設定と組織設定

Zoomの設定には「個人の設定」と「組織の設定」があります。
組織全体で同じ設定にしたい場合は、「組織の設定」で一括で設定し、メンバーが変更できない様に「設定のロック」を使う事をお勧めします。
ちなみに「組織の設定」を設定していても、「個人の設定」が設定されていると「個人の設定」の方が優先されてしまうので、ご注意下さい。

では、今回のまとめです。

Zoom会を主催する(セキュリティ等の考慮点)

  • Zoom爆弾ってなに?
  • 主催側で考慮する設定
  • 個人設定と組織設定

今回はZoomの主催者側の記事を書きましたが、ご理解して頂きましたでしょうか?
上記でも少し触れましたが、2020年4月からの90日間セキュリティ向上期間の為、画面が頻繁に変更されています。
もう少しアップデートが落ち着いてから、記事にすれば良かったなぁ。と個人的には後悔(?)してます(^^;
今回のコロナ禍によって、ITを利用した新たな働き方改革が急速に進んでいってます。
オンラインツール等も、まだまだ色々な改善がされていくので、すぐに変わってしまうのは必然かもしれません。

次回は、オンライン診療の設定などの記事を書きたいと思います。
では、今回はこれにて失礼します。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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